稲垣足穂(いながきたるほ)さんの「一千一秒物語」です。
正直、文学と呼ばれるものは古典から今のものまでほとんど読みません。
小学生の頃から算数・数学ばっかりで国語、文章へ苦手意識がすごかったのです。
で、どうしてこれを手にしたかと言えば、なんでも鑑定団。そこで、稲垣足穂さんのコレクターさんが出てまして本から絵まで色々出ていました。
そして小説の一遍を番組で紹介したのです。それが、ともて昔のもの(という程古くないですが)とは思えない繊細で不思議な文章。コレクターの方もおっしゃっていましたが、文章と作者のアンバランスが凄い(笑
そんな文に惹かれて購入。まだタイトルの「一千一秒物語」しか読んでいませんが、不思議な気分になるというか、それでいて暖かい心地になりました。コミックでいうと「ヨコハマ買い出し紀行」が好きなわたしにピッタリな感じです?
もちろの他の作品はまた違うのですが、読んで悪いなんてことはないです。子供が読んでも「一千一秒物語」は楽しいんじゃないでしょうか?絵本が欲しいですね。
■「一千一秒物語」収録内容<全9編>
・一千一秒物語
・黄漠奇聞
・チョコレット
・天体嗜好症
・星を売る店
・弥勒
・彼等
・美のはかなさ
・A感覚とV感覚
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